Kさま邸インタビュー
奥さま=奥 インタビュアー:社長=社 佐藤文子さん=文 メーカー担当=メ
大永建設との出会い
社: 早速ですが、家づくりのきっかけから教えていただけますでしょうか?
奥:あのころ地震があったので、阪神大震災のときに、有名な人の家…で阪神大震災でも倒れなかったっていう家あったじゃないですか。
社: ありましたね。
奥:それで、その工法でつくった家をに住んでいる方(建設会社の方)と知り合いになったから「家づくりを考えているんですけど、あなたの家はそういう家だそうですね」って聞いたら「そうですよ」とのことだったので、詳しく聞いたんです。
「その家は地震で倒れない家ばかりではなく、暖かいって聞いたんだけど実際どうですか?」
って。
そしたら「いやいやいや、FPの家にはかなわないよ」って言ったの。
へぇと思って私、
その人に「だれか知り合いいませんか?」って言ったら、
「知っているよ」って言って大永さんを紹介していただいたんです。
社: それで桜田南にあったモデルハウスに来てくださったんですね。
奥:そうです!自分の家よりこれを勧めるって言ってたので、
じゃ、お願いしますって言って伺わさせていただいたんでした。
社: あの時はモデルハウスだったですよね。桜田南のね。
奥:そして私はそれまでに、馬見ケ崎のところの住まいを見てたんですよ。
文:展示場ですね。
奥:他社さんの造りも悪くはないのでちょっと迷ったりもしたんですけど、
熊ちゃんと社長に会って、私はこれ(予算)しかないですけどこれでいいですか?って思いきってきいたんです。
そしたら、大丈夫ですっておっしゃってくださったので、それで決めたんです。
本当にウロウロしないうちにその人を信用して、いいですってなって。
でも熊ちゃんも熱心だし、社長も熱心だったから。
そんな風に色々話してくれる人なんてすごいなぁって思ったことと、
あともう一つは私は「明るくって暖かい家がいい」リクエストしたんです。
これから老後を過ごすのでね。
その時に断熱材の話が出て、ウチはこういう風にやっていますのでって見せていただいたんです。その時はちょうど他社さんでお勉強会があったのでその講座に出ていたころでした。
で、その講座でも断熱材を見せてもらっていたので、それとコレを比べたら、雲泥の差だったの。それでこれなら絶対だなと思って。
あと、モデルハウスのつくりもシンプルですごく良かったですよ。
それが最初の出会いであり、経過です。
大永建設を選んだ理由は
社:当社を選ぶに当たって不安はなかったですか?
奥:対応が良かったので。他の会社さんもよかったところはありましたけど、やっぱり大永建設さんの熊ちゃんがきちっと説明してくれたので、あんまり選んだりとかしないうちに「手持ちはこれしかないけど、これでやってくれる?」って自然に聞いていました(笑)
社:工事前でのプランの段階での、何かこだわりのようなものはありましたか?
奥:自分ではこんな風に作りたいっていうのがあったので、その希望が通れば良いと思っていました。
あと設計士は女性が良いって、それはこだわりました。
女性設計士がいるところは、大永さんですよって言われたので、ゆうこさんに会ったとき、素敵だな、惚れてしまいそうだなって。
社: あと、家の中で部材とか色とかデザインとかでこだわったところはありますか?
奥:色はやっぱり明るい方がいいと思っていました。
それに合う色を熊ちゃんとゆうこさんと「こんな色でどうかしらねっ」て言って、一緒に選んでくださったんです。
自分だけで見に行くわけではなくて、一緒に行ってもらえたっていうのはすごく良かったです。
デザイン的には私は出っ張りがないほうがいいので、それはゆうこさんがきちっと取り入れてくださって、でっぱりがないような形にして、あと材料は木を使いたいって思っていましたし、壁は珪藻土みたいなのが良かったです。
本当にいい家だなって思います。
社: 工事期間中は何か楽しみとかありましたか?
奥:工事期間は遠くにいたものですから、月に一回来るしかなかったんですね。
だからあとは信用するしかないから、土地がどういう風になっているのかは全くわからないけど、大丈夫ですよって、僕ちゃんと見に行きますからって、けっこう考えてやってくださっていたので。
当時、水増しセメントっていうのが少し問題になったことがあったんですよ。で、ちょうどセメントを流す時だったので、地盤が悪いからドラム缶を埋めているところは見たかったんですけど、どうやってやるんだろうなって…。
ただ、それは私は来れなかったので。
社:あぁ、ちょうどドラム缶の大きさの。まあれは報告書が届きますよね。
奥:うん、それは届いてこう埋めていますって。それは見ました。
でも実際にどうやってやるのか、すごく興味があったんですよ(笑)
それは残念ながら見られなくって、基礎工事の段階だったんで。やっぱり、帰ってくると暖かいっていうので、今までは外の方が好きだったんですけど、家の中が好きになりました。
暖かいし閉め切っちゃえば音楽もバンバン聞けるし、音も外にもれないから。全然もれないわけではないけど、天井も高くて自由空間だなと感じながら、本当に自分のペースで生活できるなっていう楽しみがありますよね。
本当にいい家だなって思います。欲を言えば冬のための外物置き…。
社:スコップとか、スノーダンプとか、身近にあるものをね。
奥:あと外冷蔵庫みたいのをもう少し大きさを出しても良かったかな。ただこの間取りからはそのくらいしか取れなかったから、勝手口として取ってくださったから、仕方のないことなんですけどね。
社:個人的なことになるんですが、茨城県のつくば市から戻って来た人が他メーカーさんで住まいを建てて、サッシが凍ってしまったということがあるんですよ。
サッシが凍るるなんて、そんなの30年も前の話だろうと。
今でもあるんですよね。ビックリしました。だから業者選びがいかに大切かって。
奥:うん、いい人に当たりました。紹介してくれたMさんに感謝です。
まぁあともう少し(予算に)ゆとりがあれば、免震だの、耐震だのってあるので、あとソーラーもね考えましたけどね。
今も考えているんですけど、もう先がそんなにないからいいかって(笑)ははは。
けっこう業者さんがまわってみえるんですよね。だから、もしやるのであればお願いするところ決めていますからって(笑)
あと、住んでみて、窓が大きくていいねってみんな言う。
いいね色が明るくてってみんな言うんです。
社:ウチの会社のデザインパターンはこういう感じなんですよね。
特別お客さまのリクエストがない限り、
天井も壁も白一色でお勧めしています。
色々な色を使うと正直うるさいです。
各部屋も同じクロスにしてくださいって、子どもさんの部屋もメルヘンチックなクロスを張る方もいらっしゃるんですけれども、子どもさんもいつまでも子どもさんではないんですよ。
成長するわけですよ。
小学校、幼稚園の時のメルヘンチックであったら、高校生になったらちょっと問題ありますよね。
だから一色にしてくださいと。でデコレーションのポスターとか、絵とかで飾り付けしてくださいって。そのようにお勧めしているんです。
奥:うん、もう7~8年だけど、早いですね。このままいけると思いますけど、年をとっていうと、足が悪いときはここは掃除が出来ないなって思うことはありますけどね。
住まわれてから工夫されているこことはなんですか?
社:普段、お住まいになられてから色々と工夫をされていることってたくさんあるかと思うのですが、住み始めてから何か変わったことってありますか?
例えば、冬の過ごし方とか光熱費の問題などあるかと思うのですが、そのへん工夫されている方がけっこういらっしゃるんですけども、そういったところはございますか?
奥:光熱費は値上げしましたからよね。蓄暖もやっているから、月々5,000円くらい。
社:3割くらい上がっているでしょ。
奥:例えば夏だったら、半分くらい上がりますよね。だからかなりきついなって思ってます。で、トイレを暖めないでその時だけとかそれくらいしかできない。これから年金でどうやっていくんだろうっていうのはあるんですけども。
社:心配になりますよね。あのウチの先月の『大ちゃん新聞』の中で、冬の暖房の使い方っていうことで、3階建てのお客さまで蓄暖を7割くらいにして、あとはエアコンで補助をしているっていうお客さまの方が光熱費が安いっていう話でした。
奥:そうすると、日中はどっちをつけるんですか?
文:蓄暖をずっとつけているんですけども、熱を貯めるのを100%にしないで、70~80%にして、帰ってきた時にエアコンで補助的に少ない分を上げて調整をしたり。
奥:それは熊ちゃんが教えてくれたので、それはやったんです。
だけど、なんかどんどん上がる一方で。
年間何万円にもなるわけですから、ちょっときついなって。
石油ストーブ…けどここでストーブは焚きたくないし。でも本当にお陰さまで、温かい家で快適に私は過ごしています。ただこの部屋を蓄熱一本で温かくすることはなかなか難しかったので、この蓄熱をもう少し大きくしたら良かったなって思いますけど。
メ:ご理解していただけるお客さまは、新築時の最初の段階でそういうウール系のものとウレタンとの違いがわかるんですけど、今後住めば住むほどその差っていうのは大きくなっていきます。ですからより賢い選択をされたのではないのかなと思います。
奥:ま、たまたまいい人を紹介してもらったっていうのもありますし、そこで使われているものもね、知らないでいるよりもね、ちゃんと説明してもらって、以前に自分が見ていたものを比較できたというのは、すごく良かったなって思いましたね。ありがとうございます。
今後どんなことに気を付けたらよいですか?
社:最後に何かありましたら教えてください。
奥:やっぱり、その人がどういう家を望んでいるかっていうのをまず、業者さんも把握することが大切だと思うんですね。例えば私だったら、明るく、温かくっていうのがあったので、そういう風に間取りも決めていただいたんですけど、考えは色々とあると思いますので、そのニーズをつかんでアドバイスをしてあげたらいいのかなって思います。
ーどうもありがとうございました。ー